numéro 10 サンマルタン運河からマレへ

 

そろそろこの旅行記も終わりにしないといけない時期になってまいりました。

最後までたどり着けるよう頑張らなくては!

 

 

さて、あの悲しい現場、バタクラン劇場を訪れた後、もう一度レピュブリック広場へ戻り、サンマルタン運河へと向かいました。

 

相変わらずあまり下調べなどをしない無精者なので、行ってみて初めて様子が違うことに気が付ききました。

観光船とは明らかに違う、重機を載せた ”はしけ” を引いた船が、たくさんの見物人に見守られゆっくりと水門を通過していたのです。

 

実はこのサンマルタン運河は、15年に一度、水を抜いて大掃除をするそうで、2016年1月4日のこの日はまさにその初日でした。

運河の上流、ラ・ヴィレットの船着き場と、下流、タンプル通りで運河がトンネルに入る手前に鋼鉄の堰が設置され、ポンプを使って水を抜くそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この、水門が開く工程はついつい見入ってしまいます。

15年に一度の作業に出くわしたことも、それはそれで良かったのかもしれませんね。

 

 

この後、カフェで少し休憩をしました。

そこで地下にあるトイレへ行くと、鼻歌交じりに掃除をしている女性がいて、何やら早口で私に話しかけてきました。

あまりに早かったので、全く意味がわかりませんでしたが、トイレの扉の方を指差していたので ”コインを入れないと締まらないよ〜” と言ったものと勝手に思い込み、”Ah, d’accord” と軽く答え、コインを扉にある挿入口に入れました。

しっかりコインが中に入ったものの、扉の鍵はしまらず・・・

ガチャガチャといじっていると、さっきの女性が戻ってきて、だから言ったでしょう〜といった雰囲気で、早口でまた何か言いながら奥の方を指さしました。

みると奥にもう一つ扉があり、しっかり鍵がついていました。

彼女はきっと ”そこにコインを入れなくてもいいのよ〜” と教えてくれたのでしょうね。

いい加減に返事をするもんではないな〜と、一人苦笑い(笑)

 

一休みした後は、2日前に行ったもののカフェでおしゃべりをして過ごしただけのマレ地区へ、やはり徒歩で行くことにしました。

途中、地図を見ながら位置確認をしていると、マダムが近寄ってきて ”あなた、この辺り詳しいの?” と尋ねられました。

詳しいって、私も地図で調べてるんだし・・・と思いながらも、どこへ行きたいのか尋ねてみると、”フラン・ブルジョワ通り” へ行きたいとのことでした。

有名な通りだし、地図で調べるとすぐに見つけることができたので、マダムに教えて差し上げました。

”ここをまっすぐ行って〜 〇〇目を左に曲がって〜 次は〇〇目を右に曲がって〜” と言った感じ、まるで語学学校のレッスンのような会話でおかしくなりながらも、上手く伝えることができ、ちょっとした達成感を味わいました(笑)

 

 

マレ地区へ着いた頃にはだいぶ疲れも出てきていたので、カメラのISO感度をautoにし、半ばカメラ任せでパチパチと撮り続けました。

 

 

 

広場を取り囲む建物の 赤いレンガの美しさが印象的な、パリで最も古い広場の一つ、ヴォージュ広場

 

 

 

 

 

 

 

 

サンタントワーヌ通り

 

 

 

 

カフェでおしゃべりをする人たち

 

 

 

 

かっこいいバイクが止まっていたました

 

 

 

 

犬でもいいからパリに住みたい(笑)

 

 

 

 

”哲学者たち” という名のカフェ みんなどんなおしゃべりをしているのでしょうね

かなり暗くなってきたので、ノイズがすごいです・・・(汗)

 

 

 

 

市庁舎前の広場
遠くに見えるのは、ノートる大聖堂ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後は市庁舎前から見えていたノートルダム大聖堂前の広場まで来ました

 

 

 

 

ここでこの荘厳な建物を見ながら少しの間休憩をしようと思いベンチに座っていたら、あの悪名高き画板を持ってサインを求める少女集団が声をかけてきたので、一気に気分が悪くなり、そそくさと帰路につくことにしました。

 

結局この日も一日中徒歩でした。

これだからパリにいると疲れるのですね(笑)

 

 

 

 

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