numéro 2 凱旋門〜モンマルトル

 

2016年1月1日、2日目、朝靄に煙るエッフェル塔。

ホテルの部屋からの眺めです。

目が覚めて窓を開けると、この景色が広がっているなんて、何て贅沢なんでしょう!

 

 

 

 

 

チェックアウトはPM12:00ですが、AM9:00過ぎには荷物をフロントに預けホテルを出発し、前夜は遠くから眺めただけの凱旋門へと向かいました。

12月31日から1月1日の午前中はメトロもRERもバスも無料です!

 

 

 

 

元日のAM9:30過ぎ。

大きな観光バスが2台ほど止まっているものの、まだ人も車の数も少なく、そのうえ空全体が薄い雲に覆われ、まぁパリらしいといえばパリらしのですが、なんとなく淋しい感じでした。

威風堂々、なんと素晴らしい凱旋門!!

 

 

 

 

しばらく凱旋門を眺めた後、まずは近くにあったバス停へ行き、どこへ行くバスがあるのか見てみると、モンマルトルの北側を通るバスがあったので、それに乗ってモンマルトルへ行くことにしました。

 

車内も道も空いていて、お店も開いておらず人気の少ない車窓をぼんやり眺めていましたが、バスが18区へ入ったあたりのバス停で、10代半ばぐらいの二人組の少年が乗り込んできました。

バスが走り出し少しすると、突然通路を挟んで私の斜め後ろの席に座っていたアフリカ系の太ったマダムが大きな声で怒鳴り始めました。

どうやらその少年のうちの一人が彼女のポケットに手を入れ、スリをしようとしたようです。

”私は17区のポリスに知り合いがいるから、その人に連絡するわよ!” と大声で叫ぶマダム。

”知らない…” と言葉にもならないような声でボソボソと言う少年。

”間違いないわ! 今私のポケットの中に手を入れたのよ!”

”知らない…”

の繰り返しです。

 

やっと運転手が事態に気づき、バスを止めドアを開けると、その少年たちはそそくさと降り小走りに遠ざかって行きました。

その後ろ姿を睨みつけながらマダムは ”あの子達は、また別の獲物を探すのよ!”
と大きな声で言い、それでもまだ気が収まらないようで、暫く一人でブツブツ文句を言っていました。

モンマルトルの北側は、あまり治安が良い地域ではないですが、真実はいかに。

 

 

さて、下の写真は、偶然通りかかりこの階段が素敵だなぁと思い撮ったのですが、ここはユトリロが描いた『コタン小路』だと、後になって気付きました。

構図、角度が全く違いますけど。

 

 

 

 

『コタン小路』

モーリス・ユトリロ

Maurice Utrillo
(1883-1955) フランス

 

 

 

 

 

 

そしてこの階段を登り、サクレクール寺院に着きました。

今回の旅行では、 パリにいる ”人” を撮りたかったので、ピントは手前で椅子に座ってる男性に合わせています。

で、そちらに気を取られていたら、教会の上部が切れてしまいました〜! 残念!!

 

 

 

 

この方はハープの演奏をしていました。

興味津々に見つめる男の子がとっても可愛くて撮ったので、ハープの男性ではなくこの子にピントを合わせるべきでした〜! はい!失敗!!

 

 

 

 

 

サクレクール寺院の前の広場からパリの街を。

なんとも眠たい写真になっていますが、この屋根の上にツンツンと立つ煙突がパリらしくて大好きです(^o^)

 

 

 

A suivre
つづく…

 

 

HOMEへ

ページTOPへ

 

 

 

 

blog

前の記事

numéro 1 到着